放課後や休みの日に、自転車で友達と遊びに行くことが増えた息子(小3)。
家族との時間よりも、そっちがもっぱら楽しみの様子。危ないことをしてないか気になるけれど、どこで何をしているのか基本的に詳しくは聞かないようにしている。自分もそうだったように、子供は子供の社会を生きているので、なるべく詮索や邪魔をしないようにしてあげたい。と、言いつつ、夕暮れに帰りが遅いと死ぬほど心配なのだけど。
先日、「今日は最悪だった…」と帰ってきた。こんなことは珍しい。いつもなら、「あー楽しかった!!!(汗だく)」と言いながら帰ってくるのに、どうしたことか。
話を聞いてみると(聞く前にマシンガントークが始まるんだけど)、「飲みかけのジュースを半分も溢してしまった!勿体ない!せっかく友達に買って貰ったのに!」と言う。
溢した理由は、学年が1個上の男の子に自転車を押されて、ジュースを持ったまま転倒したらしい。怪我が無くて良かったものの、自転車も少し破損していたので、なかなかの衝撃だったのだろう。
「はぁ!?相手をボコボコにしてやったか!?」
血の気が盛んな夫が声を荒げて聞いている。平和主義の息子は首を横に振る。
でも、珍しく、息子なりにむしゃくしゃしている様子。
「言ってやった。」と呟く。
(お?何か言ったのか?相手に文句を言ってやったのか?)
夫「何て言ってやったんだ!?」
息子「…ーマンって。」
我々「え!?なんて?」
息子「だから、鼻くそピーマン!!!って言ってやった!」
(息子が誕生日に選んだ骨董品のアルミの弁当箱。¥800)
は、鼻くそピーマン…!!!爆
いつの時代の文句なのだ。鼻くそピーマンで、相手にダメージを加えることが出来たのだろうか。しかし、息子にはまだ反撃の作戦があるらしい。
息子「僕にはあれがあるからさ。来週、あいつにあれを投げつける作戦を考えているんだ!(強気)」
もう、お気づきかもしれないが、息子が勿体ぶって口に出さない〈あれ〉とは、校庭に落ちている松ぼっくりである。
息子「あれが当たると痛いんだよなぁ~。あいつが掃除時間に花壇のところに来るから、待ち伏せしてあれを投げてやる!」
平和主義の息子がここまで言うのは珍しい。一応、相手の顔や頭は狙ってはいけないよと忠告したけれど。
結果、あいつは花壇に来なかったらしい。あー、実行してくれなくて良かった。