ポンコツでも丁寧に暮らせますか?

丁寧な暮らしをまだ諦めない、ガサツでポンコツな母ちゃんの日記

どうやら職を失うみたい。

移住先が決まって、とりあえずホッとしたのも束の間、職場の状況が大きく変わっていた。

 

2階は宿泊施設、1階はランチを提供する飲食店という形態の父のお店で、お菓子の製造&キッチン補助、ホール担当として3年半働いている私。

子供が生まれてから、体に優しいおやつを家で作っているうちに、どんどん夢中になり、父のお店で置いてもらえることになった。現在、その店で働かせて貰っている。

 

 

趣味の延長であったお菓子作りだけど、誰でも安心して食べてもらえるようにと、バターや白砂糖不使用、国産小麦粉、安全な菜種油を使い、しっかり美味しいと言って貰えるように、私なりにこだわっている。

 

そんな感じなんだけども、仕入れ食材の価格高騰とキッチン担当が転職を希望しているという理由で、来月いっぱいで飲食店の方を閉業する~?という話になっていた。

 

旅行から帰宅した翌日に、この話。

なかなかショッキング!

 

私自身、お菓子は焼き続けたいし、お店は何かしらの形で営業はした方がいいという気持ちがあったのだけど、私以外のスタッフはそういう気持ちでもないみたいで。

 

結局、お店の一部を利用して、私が独立するのが一番良いのでは?という事になった。

 

え!独立!?

そう言う手もあるのか!

 

いつかは独立したいと思ってはいたものの、移住が決まったこのタイミングなのか?

 

でも、独立すれば、今よりも思うようにお菓子が焼けるし、私のやりたい世界観を作れるかもしれない。うん、これはチャンスなのかもしれない。

 

収入に大きな不安を抱きながらも、翌日から、独立に向けて必要な手続きを調べ始める。

 

衛生管理責任者養成講座に申し込んだり、内装の予算とアイディアを考えたりしながら不安が入り混じる。どんなコンセプトにする?屋号は?そして採算は?

考える事が多すぎて、年末の忙しさもあり、オロオロする。

 

 

(一番人気のあるキャロットケーキは私も大好き)

 

 

必死に屋号を考えてる私を見かねて、

応援はしてるけど、大丈夫か?

と夫が聞いてきた。

 

思ったより、楽しくなりそう!

 

と言ってはみたものの、その時、ほんとは聴こえていた。

《もっとちゃんとしたい。》って声。

独立に向けて動きながらも、その声がずっと頭の中で響いていた。

 

もっと、お菓子のクオリティを上げたいし、もっとお店のコンセプトや自分の中でしっくりくる屋号、原材料や販売形態を考えたいし、そして何よりも、お菓子を焼く自分の気持ちに対して、もっともっと向き合いたいと思った。

 

 

結局、一度は独立する宣言をしたものの、一週間後には宣言撤回。

周りを振り回してしまって申し訳ない。

有難いことに、周りは残念がってくれたけれど、気持ちは変わらなかった。

 

いつかは独立する。けど、今じゃない。

その判断がちゃんと出来て良かった。

夫が声かけてくれなかったら、がむしゃらに突き進んで自己犠牲に陥っていたと思う。

自分が頑張れば、という、誰も得しない気質を持っているから。(笑)

 

しっかり仕事を探して、移住に向けて少しでも貯金することに決めた。

 

新年の予定はハローワーク

 

 

〈今日のポンコツ

・バターどら焼きと聞いて、中身にバターしか入ってないもんだと思っていた。

(どら焼きの概念消すなって言われた)