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そんなこんなで出産して早5カ月。
あっという間のような、でも遠い過去のような。忘れないうちに、記録しておきたいと思ってはいたけれど、やはり赤ちゃんがいる生活はてんやわんやで。
全て忘れる前に(全て忘れるの?)、簡単に記録しておこうと思う。
前回のブログ投稿の二日後、わが家に次女が誕生した。
産休に入るまでハードに働いていたので、実際に娘の顔を見るまで不安もあったけれど、無事に元気に生まれてきてくれた。2946グラムの女の子。
あぁ、赤ちゃんという存在はなんと尊いことか。産後の満身創痍の身体でも、娘を前にすると本当に痛みを忘れてしまう。

三回目となる今回のお産も、帝王切開手術。手術日も予め決まっているし、あらゆる事が計画的な分娩とは言え、やはり手術日が近づくにつれ不安は大きくなる。どんなに医療が進歩していると言っても、お産は最後まで何が起こるか分からないんだ、という情報が目や耳に入ってくる。私の産休直前に入社してきた歳上の女性に、「絶対に、本当に無理しないでね。」と何度も念を押された。後に教えてくれたのだけど、彼女は出産予定日の二日前に赤ちゃんとお別れした経験があるのだそう。だから、大きなお腹で動き回っている私を見て心から心配してくれた。彼女のお陰で、絶対に無理しないでおこうと心から思えたし、家族に甘える事も出来た。人に頼るのが苦手な性格だから、このタイミングで出逢えたのは本当に有難かった。
今回、少し残念だったのが、立ち会いも面会も出来なかったということ。立ち合い出産出来ると説明は受けていたけれど、実際は、出産の直前に夫が来院し、お産中は病室で待機、産後少しだけ母子に会うというもの。その後は退院まで面会も出来ない。上の子達の出産の時は、立ち合い出産の言葉通り、夫が側に立って会話しながら手術受けていたし、もちろん入院中も毎日のように面会にきてくれた。なので、正直少し戸惑ったけれど、今回は3人目であるし、一人時間をしっかり体の回復に努めようと切り替えることにした。入院前に病院近くでコーヒーをテイクアウトして、少し夫婦二人の時間を持った。ほんの30分程度だけど、大事な時間だったな。
さて、入院手続きが済み、夫が帰りったあとの一人で過ごす病室はなんと身軽だったことか!昨年末の紅白以来、久しぶりにテレビをゆっくり見た。それから、シャワーを浴びて夕食を取り、そこからしばらくの断食スタート。翌朝、水だけ飲み、尿管通したり、なんやかんや処置してもらう。最後のNSTで娘の心音を聞くのも最後。思わず動画を撮った。
手術の1時間半前に夫が到着。一緒に病室で待機して、夫に見送られて手術室へ。特に緊張してなかったのに(から?)、ここからが急に恐怖を感じる。忙しなく動き回る看護師さん達の指示で、照明ピカーッ!となっている手術台に上り、真っ裸になる。7名くらいのスタッフに囲まれて、両手両足に何かしらされ、体を丸めて腰のあたりに麻酔を打ち、バタバタと進んでいく。眩しい、誰とも目が合わない。側に夫も居ない。
ああ、分かっていたけど、私はこれから手術を受けるんだ。つまり、開腹するんだ。
なんてことだ。
私は赤ちゃんに会えることばかり考えていて、わが身に起きる事をあまり考えてなかったのだ。(3回目なのに!)急に緊張が高ぶり、呼吸が乱れそうになる。赤ちゃんに会える期待よりも、不安な気持ちの方に大きく揺れた。マズい。これはマズいぞ。落ち着かなきゃ!と、目を瞑って深呼吸を繰り返す。大丈夫、大丈夫だと思っても、今、私の体はどんな状況なのか不安になる。更に、吐き気がしてきた。手術中の吐き気は初めての経験だったので、ことさら不安になり、半泣きで看護師さんに吐き気を訴えた。そして、気が遠くならないように、とにかく、目を瞑って呼吸に全集中した。
押されてるような引っ張られてるような何とも言えない感覚が繰り返されたあと、娘の産声が響いた。
あぁ、産まれた…。良かった…本当に良かった!
産まれたての娘は息子によく似ていた。
手術時間はほんの10分程度なのに、とんでもなく長く感じた。ホッとしたけれど、まだ恐怖の感覚は残っていて、しばらく動悸が収まらなかった。夫の反応を見る限り、病室戻ってきた私は想像以上に満身創痍だっただろう。そして、吐き気と動悸が落ち着いてきた頃、後陣痛が強くなる。波のように押し寄せる痛み。おいおい、少し休ませてくれー!泣
そんな感じだったので、「自分の胎盤が見たい」という、バースプランもスルーとなってしまった。夫が写真を撮っといてくれた。初めて見る私の胎盤は、立派で感動。
後陣痛も翌朝には落ち着き、3日ほど頭痛や目眩があったものの、その後は順調に回復。目の前にいる産まれたての次女の存在が、ただただ愛おしくて、不思議な感覚。だって、ついこないだまで、この小さな人は居なかったのだ。不思議でたまらないし、命を育てて誕生させる、出産は本当に偉業である。
本当によく頑張ったー!わたし!
そして、出産まで支えてくれた家族や祝ってくれた友人たちにありがとう。
簡単にまとめるなんて言ってたのに長々となってしまった。読んでくれてありがとうございます。
そしてなんと、そろそろ離乳食が始まる!
なんてことだ!
産休中にブログにも育児の事を記録していきたいな。