「ヤバイ!!!」
おろおろしながら、うろうろしている父。
家族でお店を営んでる私達。
仕事中だったのでスルーしようかと思ったけれど、仕事に関して問題が起きてるならそれこそヤバイので、大したこと無いことを祈りながら、「どうしたの?」と聞いてみた。
「助手席に置いていた亀が居ない!!!」
…亀。
なぜ、 助手席なのか。
そもそもどこから亀を連れてきたのか。
予想を越えてきた父の返答に、どこから突っ込めば良いのか迷っていると、狭い助手席の足下を探すよう頼まれた。父は頭がでかいのだ。つまり、そうだ。
仕方ないので、助手席の足下に頭を突っ込んでみる。
いろいろ聞きたいことはあったけれど、とりあえず、「何でそうなった?」とシンプルに聞いてみた。
父「いや、軽トラで走っていたら道を亀が歩いてたからさ。拾って助手席に乗せたんだよ。そしたら、着いてみると居なくなってるわけさ。」
私「で、何で拾ったの?」
父「え???何でって。。。まぁ、孫に見せる?飼う?」
質問に質問で返してきた!
特に理由もなく、《亀が歩いていたから》拾ったという感じなんだろうなぁ。小学生みたいなおじさんだよ全く。
と、思っていたら、ダッシュボード下の金具に挟まってる何かを発見!
「お父さん!!亀いたぁーーー!」
金具になりきっている亀を無事に捕獲。
頭も手足もキュッと中に収める姿が可愛い!
見ないでください。と言ってる感じが可愛い!
その後、孫達にも見せて、そのまま飼うことになった亀。
しかし、翌日。
LINE【父 亀が逃げました。】
いい加減にしてくれ。
父のネタは続く。