いや、35歳でなくともケツを蹴られるのは嬉しくないですね。(一部を除く)
私のおケツが垂れ下がっているのを懸念してか、夫が蹴りを入れてくる。
もちろん、痛くない程度にではあるのだが、夫と言えども他人(他人?)にケツを蹴られるのは、全然嬉しくない。と言うか、むしろ腹立たしい。場所がケツだからか、無性に腹立たしい。ケツを蹴られている自分を客観的に想像すると、あまりにも間抜けすぎる。そう、ケツを蹴られて、私は怒っている。
一方、夫は楽しそうだ。嬉々とした様子が、益々、腹立たしい。
好きな子にちょっかい出して、「もーやめてよぉ~」なんて言われるような気持ちで蹴っているのかもしれないが、こちとら35歳、二児の母やぞ。そんなテンションどっからも湧き出てこないわ。
「痛っ!!!!!」(キレた顔でガン見)
と毎回なる。当たり前だ。何一つ面白くない結果である。これは一体、誰得なんだ?
ちょっと待てよ、この経験は過去にもある。
中学生の頃、私は男女問わず仲良くしていて、女扱いされないタイプだった。
女子トイレに入ったら、「そこ女子便所だぞ!」って男子に注意された。やかましいわ。
そして、よく男子にケツを蹴られていた。今、考えると、女子のケツを蹴る?蹴ります?思春期の男の子って。いや、なかなか蹴らんだろう。ねぎの青春はそんなもんだったし、もちろん、色恋沙汰も皆無でした。ねぎよ!
でもね、その頃、地元から遠く離れた高校を受験していて、私のケツを一番蹴っていた子に(一体、何人に蹴られていたんだw)、「お前は高校落ちればいいのに!」と言われて、ちょっと凹んだ事があったんだよね。あれ、意地悪されても仲は良かったと思ってたのに、そんな事言う感じなの?って。まぁ、ちょっとだけね。でも、それから明らかに空気が悪くなった。
後日、その子から電話があった。携帯電話も持ってない時代だから、もちろん自宅に。電話に出ると、高校落ちればいいのに発言を謝罪された。そして、遠くの高校に行ってほしくないから、あんな事言ってしまったって告白されたんだ。
(エーーーーーーーーー!)15歳のねぎの心境はそれに尽きた。
いや、意地悪された子に告白されるなんて嘘みたいだけど、本当に言われて、めちゃくそ動揺したのを覚えている。文字通り、エーーーーーーーー!しか出てこなかった。
もちろん、そんな感じで交際が始まるわけもなく、ケツを蹴られまくった私は遠くの高校へ旅立ったのだ。
そして、その子は二週間後には別の女の子と付き合っていた。付き合う気は無かったけれども、あぁ、そんなもんか、と強く思ったのを覚えている。そんなもんだよ、15のねぎよ。
《今日のポンコツ》
・電話に出なくてキレられた
・雨予報なのに洗濯物を干した