昨年から、夫が家庭菜園を始めた。
近年、農業法人に勤めた事をきっかけに、土に触れて作物を育てる喜びを知り、本職である木工と共通する、【自分で作る】という所が魅力的だそう。
土に触れるようになってから、精神的な部分でも、大きく良い影響があるように感じる。
作る作物は出来るだけ自然のままに育てて欲しいので、隣で家族が飼っているチャボを呼んで(コッコッコ!と呼ぶと来る)、糞をして貰ったり、時々卵をお裾分けして貰っている。助かる!
チャボ、良いことしかないじゃない!!!
と思っていたが、秋冬に向けて新たに畝を作り直した夫には不安がよぎっていた。
「こいつら、俺がこんだけ頑張って作った畝崩さんよな?」
カッチカチに硬くなった地面を鍬一本で掘り起こし(開拓民か)、汗だくになって作った夫の頑張りの畝。見ているだけで腰が痛くなるくらい、かなり頑張っていた。(ねぎは見てるだけ。)性格も性格なので、出来上がった畝は教科書に載っているように綺麗である。
しかし、どいつが頑張ろうがチャボには関係ない。
夫の不安は見事に的中し、翌日から畝が荒らされ始めた。
「おぃ!!!お前ら!!!やめろ!!!」
もー、朝から騒がしい。でかい男がチャボを控えめに追い立てている。
夫は仕事を返上して、急ピッチでチャボ対策を施していた。
あり合わせの材料で、何とか。(笑
翌朝見てみると、お、避けてる避けてる!!!ちなみに、芽が出ているのは小松菜。
「おお!ちゃんと避けてるよ!夫よ!作戦成功だよ!」
と、何もしてないやつが嬉々として報告していると、その直後に。。。
ん?
なんかいるな。
ピピピー!そこ!
現行犯逮捕ーーーー!
チャボと夫の戦いはまだまだ続きそう。
大根の種は全部食べられたらしい。笑
ねぎ