ポンコツでも丁寧に暮らせますか?

丁寧な暮らしをまだ諦めない、ガサツでポンコツな母ちゃんの日記

替え芯って嬉しいね。

 

ボールペンの替芯を買って、ピッタリはまると、上手く暮らしてるなと思う。

嬉しいな。

 

その事を家族に話すと、小3の息子が興奮気味に、

「わかるぅ~!UFOキャッチャーで頑張って取れた時、めちゃくちゃ嬉しくてたまらなくなって、その気持ちが抑えきれなくてどうしようもなくなるよね!!!(胸に手を当てている。)それと同じだよね?」

 

 

いや、遥かに超えてきてる。

 

 

 

そうそう、ブログのタイトルにポンコツとつけているのに、ポンコツエピソードを書いてなかった事に気づき、新たなコーナーを設置。

 

《今日のポンコツ

●洗濯機を空で回してた

●元年は0年だと思ってた

(令和一年とか無かった?)

 

 

ねぎ

大人だって嫌だなぁ

来る日曜日は、子供たちの学習発表会。

 

私の母校でもあるここの小学校は、三年生から地域の伝統芸能を披露する。

 

教えてくれるのは、「師匠」と呼ばれるような地域の先輩方である。地域の方が学校に出向いて、直々に指導してくれるそう。

私の小学生の頃は無かったなぁ。とても良い取り組みだと思う。

 

息子は張り切って、家で踊る日々。

そのお陰で、息子が歌う民謡が頭から離れない。娘は、ポケモンドラえもんの歌を踊るそう。こちらも俄然張り切っている。

 

本番が楽しみだなぁと思っていたら、ふと昨年の学習発表会を思い出した。

 

舞台の幕が上がると、子供たちが目にするのは、感染対策した大人たちがソーシャルディスタンスを守って座り、静かに鑑賞する姿。

全員がマスク姿で、等間隔に座らされ、時折、手拍子を挟むも、出来るだけ静かに鑑賞していた。

 

収監されたんか!!!

場数を踏んだ芸人でも怯む光景だと思った。

 

思わず、私はマスクを下げ、笑顔を子供に向けて、大きく笑って見せた。隣の夫も、この光景には思うところがあったらしく、「なんだかなぁ。」と言っていた。

 

子供たちの勇姿を、笑顔で見ることは可能じゃないか?ペチャクチャ喋る訳でもないし、唾を飛ばすわけでもない。

せめて、演目の間だけでも、大人たちの笑顔を見せることは出来ないのか?

 

そう思い、学校に掛け合ってみたけれど、「学校運営を止めること無く、行事をするためには感染対策は必須。教育委員会からも感染対策を徹底する様に通達が来ているので。」とのこと。

 

まぁ、その回答は想定内なんなんだけど、そもそもの感染対策の意味を考えれば、演目の間マスクを外して笑顔で子供たちを応援することは出来ない事ではないと思う。

子供たちの事を優先すれば、ほんのちょっとの取り組みで出来る事は沢山あるのに、「感染対策は必須です。」の一点張りで、相変わらずな感染対策には、責任を取りたくない大人の事情なのかなぁ。

 

そんなことを思ったのだけど、そもそも子供たちはマスク姿の大人の方が見慣れているし、安心するのかもしれない。私は余計な事をしているのかもしれない。

それはそれでとても怖いことだと思う。上手く言えないけれど、顔を見ないコミュニケーションが日常化する事は、子供たちの成長に、大きな影を落とす気がしてならない。

 

子供たちを取り巻くマスク生活にもやもやしながらも、今日も子供たちとガハガハ笑ってやるぞ!

 

ねぎ

 

 

映画【荒野に希望の灯をともす】

 

アフガニスタンで35年に渡り、現地の多くの人々の命を救い続けた中村哲医師を追ったドキュメンタリー。

 

www.youtube.com

隣の市民図書館で上映があると知り、子供たちを母に預け、以前からこの作品を観たいと話していた夫と久しぶりに映画デート。

二部上映開始時間の15分前に到着すると、一部の上映後のトークショーがまだやっていたので、そっと入場して参加。客席は9割も占められていて、その年齢層は還暦を迎えたねぎの両親ぐらいか、さらに上。若い人は私たち夫婦と、他に数名いるかいないか。現地で中村医師と一緒に支援活動を行っていたという年配の女性が質問に答えていた。

「中村さんの行った事はとても大きな事で本当に凄い事ではあるけれども、私たち一人一人が自分の置かれた場所で小さな灯を持ち続けるという事が大切なんじゃないか。」

という趣旨の話をされていた。すでに胸熱。早く観たい。

 

トークショーが終わり、一斉に客席が空いた。二部の観客にも、やはり若者の姿は少なかった。そんなもんか。

 

映画が始まり、なぜか涙が仕切りに溢れる。字幕で映し出される中村医師の生前の言葉が一つ一つ、重く心に響く。アフガニスタンが国を挙げて弔うほど、多くの人々の命を救い、希望の灯をともし続けた中村医師は、「自分も一人の卑しい人間だ。」と言う。

忍耐強く、裏切られても裏切らず、絶対に見捨てないという強い覚悟を持って人々の信頼を築いていく姿、その眼差しの力強さに圧倒された。

大干ばつで貧困が深刻になっていき、病気の治療どころではなく、飢餓で生死を彷徨う子供や老人が溢れる状況になった時、中村医師は白衣を脱ぐ。

医療の前に、命の水を。

土木を一から学び、自ら重機を操縦し、現地医療スタッフを説得して用水路建設に着手。

日本を含む世界の大国らが、対テロ報復として、干ばつと貧困に苦しむ小さな国を叩きつける中、中村医師は人々の命を救うため、真っ赤に焼けた肌で大地を掘っていた。

 

干ばつで村を離れていた人々が、用水路の話を聞き、次第に少しずつ戻ってくるシーンには胸が熱くなった。

「自分たちの手でこの国を立て直したい。出稼ぎに行かずに、家族と一緒に暮らしたいんだ。」

埃だらけのシャツで、重い土砂を運びながらも、彼らは笑顔だった。心からのその表情に、日本には無い豊かさを感じた。生きる喜び、迷いのない信念のような、強く惹かれるものがあった。

その上空には攻撃に向かう米軍機が飛び交う。

『彼らは殺すために空を飛び、私たちは生きるために地面を掘る。』(中村)

 

1本の用水路が荒野を通った5年後、まるで魔法にかけられたように緑溢れる豊かな大地が現れる。これはぜひ、映像で見て欲しい。

 

どんな言葉で表現しても、なんだか薄っぺらい感想になってしまうのだけど、どんな困難な状況でも諦めない凄まじい忍耐と精神力、そして希望を持ち続ける姿に、大きな勇気を貰い、そして、人として真っ当な生き方を見せられて、そうだ、やっぱりそういう事なんだ、それが大事だと、心が軽くなった。それを夫婦で共有できたことも良かった。

 

物も情報も与えられすぎて、生きづらい人が増え、子供の自殺が増加し、なんだか生きることが複雑になってしまっている日本で、この映画を観て救われる人は少なくないと思う。

ポンコツだけど、とにかく人として真っ当に生きたいと改めて思った。

 

 

 

ねぎ

 

夫 VS チャボ軍団

昨年から、夫が家庭菜園を始めた。

 

近年、農業法人に勤めた事をきっかけに、土に触れて作物を育てる喜びを知り、本職である木工と共通する、【自分で作る】という所が魅力的だそう。

 

土に触れるようになってから、精神的な部分でも、大きく良い影響があるように感じる。

 

作る作物は出来るだけ自然のままに育てて欲しいので、隣で家族が飼っているチャボを呼んで(コッコッコ!と呼ぶと来る)、糞をして貰ったり、時々卵をお裾分けして貰っている。助かる!

 

チャボ、良いことしかないじゃない!!!

と思っていたが、秋冬に向けて新たに畝を作り直した夫には不安がよぎっていた。

 

「こいつら、俺がこんだけ頑張って作った畝崩さんよな?」

 

カッチカチに硬くなった地面を鍬一本で掘り起こし(開拓民か)、汗だくになって作った夫の頑張りの畝。見ているだけで腰が痛くなるくらい、かなり頑張っていた。(ねぎは見てるだけ。)性格も性格なので、出来上がった畝は教科書に載っているように綺麗である。

 

しかし、どいつが頑張ろうがチャボには関係ない。

夫の不安は見事に的中し、翌日から畝が荒らされ始めた。

「おぃ!!!お前ら!!!やめろ!!!」

もー、朝から騒がしい。でかい男がチャボを控えめに追い立てている。

 

夫は仕事を返上して、急ピッチでチャボ対策を施していた。

あり合わせの材料で、何とか。(笑

 

翌朝見てみると、お、避けてる避けてる!!!ちなみに、芽が出ているのは小松菜。

「おお!ちゃんと避けてるよ!夫よ!作戦成功だよ!」

 

と、何もしてないやつが嬉々として報告していると、その直後に。。。

ん?

 

なんかいるな。

 

 

 

ピピピー!そこ!

現行犯逮捕ーーーー!

 

チャボと夫の戦いはまだまだ続きそう。

大根の種は全部食べられたらしい。笑

 

 

ねぎ

 

 

 

 

【小学生】歯科矯正始めました。

こんにちは、ねぎです。

 

小3の息子と小1の娘が揃って受け口(反対咬口)のため、昨年から、まずは息子の歯科矯正を始めました。全く、知識の無い中、まずは何からすればいいの?と不安だったので、失敗談を含めて、その内容をシェアしたいと思います。

 

反対咬合って何よ?

はんたいこうごう、と読みます。

(小児検診で毎回問診票に記載されるこの文字が読めませんでした。)

下の歯が上の歯より前に出てしまって、咬み合わせが反対になってしまっている事を指します。息子が3歳頃から健診で指摘され始め、うつむくとややしゃくれているような感じに見え、「き」と「ち」の発音が上手く出来ない等、活舌にも影響してました。

 

まずやったこと。

就学前検診でも反対咬合を指摘されたため、ようやく行動開始。

とりあえず「子供 歯科矯正」で近くの歯科を検索。が、該当する歯医者が無く、遠いけれど矯正で有名な所は「2ヶ月以上待ちます」とのこと。

 

結局、歯科矯正を行っていない最寄りの歯医者で一度診て貰うことに。その先生曰く、「歯が生え変わるタイミングで自然と治る人もいるので、今すぐ矯正始めるべきという状況ではない。」と言う事で、前歯が生え変わるのを待つことに。

 

子供の歯科矯正を考えているなら、とりえず早めに動くことをお勧めします!

人気の歯医者はすぐに予約が取れない上、【良く分からないから不安な気持ちで過ごす】という時間は手短に行きましょう!思っているより人生は短い!

 

プレオルソ開始

2年生になったタイミングで大体の前歯が生え変わりましたが、やはり反対咬合は変わらず。再び歯医者探しを始めた頃、息子の同級生に歯科矯正を始めた子がいたので、保護者の方に利用している歯医者を紹介して貰いました。下記に詳しく書きますが、費用面の事などもその方から教えて頂き、安心して利用することが出来ました。

「プレオルソ」というマウスピースを使って、噛み合わせを治す方法をやってみることに。

ooc.or.jp

ボケボケ写真ですいません。

寝る時だけ装着する柔らかいシリコン製のマウスピースです。ケース付き。

(白くなってる部分は汚れではなく、使用していくとこうなるらしいです。)

朝まで外さないように、唇にマスキングテープを縦に張りますが…これが嫌がるんです(^^;大人でも就寝中に口にテープは嫌ですよね。

 

また、このマウスピースをはめればOK!と言うわけではなく、マウスピースを始める前の段階から、口の周りの筋肉を鍛える《あいうべ体操》や《ガム噛みトレーニング》を行っていきます。

子供が口呼吸している場合、呼吸の妨げになるのでマウスピースは難しいです。《あいうべ体操》は口呼吸を鼻呼吸に治すトレーニングです。↓ご参考に。

mirai-iryou.com

 

始めはトレーニングが続かなかったので、我が家では、トレーニングした日にシールを貼らせて、目標達成するとご褒美が貰えるシステムにして何とか継続させてます。

 

また、鼻が詰まるとやはり同じ理由でマウスピースが出来なくなるので、鼻炎持ちのお子さんは耳鼻科に通いながら治療を進める場合も多いそうです。(我が子も軽い鼻炎持ちのため、耳鼻科に一度掛かりました。)

 

 

気になる費用

さて、本題といっても過言ではない矯正費用。

  • 型取り検査代  3万円
  • マウスピース本体4万円

合計して7万円となりました。歯科矯正と言えば、数十万は掛かる!と思っていたので、これにはガッツポーズ。事前に、歯医者を紹介してくれた方からおおよその金額を聞いていたので、安心して治療を受ける決心が出来ました。それでも大きな出費には変わりないけれど。

ちなみに、プレオルソを使った治療の相場は5万~8万だそうです。

 

また、一回の治療で終わらない場合、その都度新しいマウスピースの購入費は掛かります。紛失した場合も同じく。お気を付けくださいね。

 

息子は治療を始めて1か月で、反対咬合は治りました。成長過程でまた元に戻る可能性が十分あるので、その後も約8ヶ月はマウスピースを続けました。

 

現在は別の矯正に切り替えて治療を進めています。

その内容はまた後日書きたいと思います。

 

少しでも、参考になれば幸いです。

 

ねぎ

 

 

 

走る麦わら帽子

「遂に、とち狂ったか。」

その時、母はそう思ったらしい。

 

 

暑い日がまだ続いているが、普段自家用車で送迎している子供たちをどうにか歩いて登校させたいと思い、PTAの朝の旗持ち当番の日をきっかけに、子供たちと一緒に歩いて登校している。

 

子供の足で30分かかる道のり。私は国道を渡る横断歩道までと決めて、毎朝付き合って歩いているが、そこから折り返して帰宅すると実に40分は歩いていることになる。

 

出勤前の40分ウォーキング。35歳の40分ウォーキング。

ポンコツの体に、なかなかな運動である。(もっと動け。)

 

3日続けると疲れが出たので、4日目は自家用車で送迎した。もはや、子供が歩いて登校するのは私の体力次第となっている。

 

今日は5日目、子供たちも機嫌よく出発。

家から20メートルほど進んだところで、小1の娘が、

「あ、絵本バック忘れた!!!」

だと。

 

人に合わせて急ぐ、という事を全くしない娘に取りに戻らせては遅刻確定。

それが例え20メートルの距離であったとしても、確定である。

 

今から40分歩く、という現実がチラついたが、ここは私が行かねば遅刻する。潔く諦め、子供たちを先に行かせて、ねぎは走った。

 

玄関に置かれた絵本バックを手に取り、再び走るねぎ。

すると、後ろから

「ねぎ!ねーぎ!!!」

と呼ぶ声がする。姿は見えないが、恐らくガーデニングをしている母だ。

 

「はぁーい!!!」

と元気よく返事をしたが、今のねぎには止まっている暇はない。

返事をしたものの、真っ直ぐに走り続けるねぎ。

絵本バックがやけに大きくて走りにくい。

 

息を切らしながら子供たちに追いつき、無事に信号を渡るまで見届けると、さっきの母の声を思い出した。

もしかして、助けを求めていたのか?

熱中症やケガで動けなくて、偶然、前を通った私に必死に助けを求めていたのか?

 

やばい、、、大丈夫か。

 

そんな心配をしながら帰宅した後、元気な母に会った際にこう言われたのである。

 

「ねぎ!あんた、なんであんなに朝から走ってたの!呼んでも返事はするけど、見てる方向違うし、一人で走ってるし、これはやばいと思って、遂に、とち狂ったのかと思ったよ!!!もー朝から心配して疲れた!!!」

 

ちょっと待ってよ、お母さん。

『遂に』って何よ。

 

そのあと、仕事しながら、自分について考えた。

遂にって何よ。

 

子供たちは今朝も元気でした。

 

 

おまけ。

なぜかうちの息子には吠えない犬。(私が一人で帰る際には、めちゃくそ吠えてくる)

 

ねぎ

 

 

 

 

 

わたしのブツは、どこに。

おはようございます、ねぎです。

 

最近、かなり久しぶりにドラマを観てました。NHKの夜ドラ「あなたのブツが、ここに。」

 

www.nhk.jp

以下、公式サイトより↓

【STORY】コロナ禍で激変するニッポンの飲食、物流業界。 どこか投げやりだった主人公が、キャバ嬢から宅配ドライバーに転身し、さまざまな困難に立ち向かう中で、自分の人生を肯定できるようになっていくまでの物語。 コロナ禍で生きる厳しさを見据えながら、前を向く女性を描く、ポップでハードなヒューマンドラマ。

【脚本】 櫻井剛 【音楽】 森優太 【出演】 仁村紗和 佐野晶哉 毎田暖乃 岡部たかし 津田健次郎 ゆうちゃみ 平埜生成 山崎静代 キムラ緑子 ほか

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いや、ほんと面白かった!

 

夜ドラというだけあって、朝ドラと同様に15分間の放送時間で展開されるドラマなのだけど、脚本はもちろん、キャストが本当に良くて、有名な方ばかりではないけれど、それぞれが役柄にぴったりハマっていて、その安定感が素晴らしかった。

 

オープニングはウルフルズの「バカサバイバー」。(さいこう)

 

コロナ禍で、みんなみんな苦しくなって、女性、子供の自殺が大きく増加していて、弱い立場のシングルマザーや子供たちにしわ寄せがいっている現実に目を向けると、本当に希望が無いように思えて暗くなる。

 

そこを、ドラマでは、主人公の強さや、人として忘れたくない血の通う温かさが多く描かれていて、希望を見出だせる内容になっていた。毎回感情移入して、私自身どこか励まされながら観ていた。

 

ソーシャルディスタンスに始まり、NO濃厚接触、顔を見せないコミュニケーションが当たり前になってる世界で(もう日本だけ?)、他人を気にかけ、思いやる事が目に見えて無くなっているように思える現実。

 

でも、そうじゃないのかもしれない。

 

主人公と同じ、子を持つ母として、社会に生きる1人の大人として、今日もバカみたいに一生懸命生きようぜ。

 

 

それにしても、社長のキャラが役者にハマりすぎていて最高だった(笑)

 

ねぎ